karasuchart’s blog

これからの時代自分で稼ぐ力が必要になる

エリオット波動の基礎 壱

皆さん、こんにちは。 今回は、エリオット波動について解説していきます。

 米株式アナリストのラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)が確立した株式のチャート分析理論。
相場の上昇局面では、5つの推進波動と3つの調整波動という8つの基本リズムがひとつの周期として成り立っているという考え方です。この理論は市場平均の推移を想定しており、個別銘柄では当てはまりません。株式チャート分析の手法として誕生しましたが、現在では外国為替証拠金取引(FX)のトレーディングでも利用されています。

 エリオットさんの解説は、引用の通りなのですが、このエリオットさん噂では、

破産したんだとか、、、まあ実は、その噂は嘘だとかいう話も聞きますがそんなことは私たち投資家にとってはどうでもいいことですよね。

断っておきますが、エリオット波動が使えないと言っているわけではありません。実際、エリオット波動を使って利益を上げている方を知っていますし、値幅の終着点を探るには非常に優れています。

 

さて、実際のエリオット波動の使い方ですが、相場には、上昇5波と下降3波で形成されるという前提に立っています。

 

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エリオット 上昇5波 下降3波

これを基本に、エリオット波動と判断するための細かなルールがありるので1つずつ見ていきましょう。

ルールその1 2波が1波の起点を割らない

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ルールその2 4波は1波の終点を割らない

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ルールその3 1波、3波、5波の中で3波が最も短くならない

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以上の3つがエリオット波動の基本ルールです。2波で入る時の損切りは1波の視点を抜けた時に、4波で入る時の損切りは1波の終点を抜けた時に設定するのが良いと思います。ルールが明確なので損切りの位置も設定しやすいため初心者の方でもとっつきやすいと思います。

 

では、次に相場のフラクタル構造について話したいと思います。これは、相場を知るうえで欠かせない知識なので、1つの記事にしようか迷ったのですが、知っていることが重要であって、書くことも多くないのでエリオット波動を説明するついでに解説しようと思います。

 

知っている方もいるかもしれませんが、フラクタル構造とは、図形の部分と全体が自己相似になっているものなどをいいます。三角形、ブロッコリー、雪の結晶がよくフラクタル構造を説明するときに用いられますね。

 

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フラクタル構造

大きな三角形の中に小さな同じ形の三角形が、その中にもさらに同じ三角形……というような構造になっています。これがフラクタル構造でありエリオット波動、ひいては相場全体がこの構造になっています。

エリオット波動でいえば、上昇5波、下降3波の中には、より下位足の上昇5波、下降3波が包括されており、そのさらに下位足にも上昇5波、下降3波が形成されているのです。

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エリオット フラクタル構造

複数時間足で環境認識をすることをMTF分析(マルチタイムフレーム分析)といいますが、それはこの性質を知っているからこそ有効なのです。今回はここまでです。今回の記事が、皆さんのお役に立ったならば幸いです。 次回は、エリオット波動のフィボナッチ数値の見方とともに、基本ルール以外のエリオット波動におけるさらに細かいルールも紹介します。

水平ラインとエントリーポイント

皆さん、こんにちわ

今回は、水平ラインについて書きたいと思います。他の方の動画やブログ等を見ても多くの方が使われている分析方法ですね。相場参加者の大多数が意識しているということであり、それだけ使えるということが証明されています。では、具体的にどうやって取り入れていくのかを解説します。

 

 

  

  • 水平線は、線ではなく面で引け

水平線を引く時に皆さんは、どう引いているでしょうか?通常MT4内の水平線を使うと思いますが私がエントリーポイントを見るときは、図形の長方形を使用しています。

(水平線を使用してロウソク足の挙動を見る時もあります。)

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例えば、赤丸の部分を起点として水平線を引いた場合2回目の水平線タッチでの反発を確認後ダブルボトム形成としてみて買いで入るというシナリオを立てたとします。
しかし、実際は矢印部分を底として上がってしまっていますね。そこで使えるのが水平線を束として使い、反発の可能性のある場所を面あるいはゾーンとして捉えるやり方です。

まず、赤い丸の部分が実体とヒゲ先でそれぞれ反応し、ロールリバーサルしていることを確認します。次に、起点となったロールリバーサルの実体とヒゲ(赤い丸部分のこと)それぞれに対して幅を広げていきます。こうして面となった水平線に対してロウソク足がタッチしてきた時の反応を見てエントリーするかどうかを判断します。今回は、矢印の部分できれいに反発しましたね。

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さて、ここで水平線を引く時に意識してもらいたいポイントについて話します。

  • 水平線を引く上で大切なポイント

すでそのことについて言及していますが、これはずばりロールリバーサルを意識して引くことです。サポートがレジスタンスにまたはレジスタンスがサポートに転じることで相場参加者には、押し目買い、戻り売りの絶好のポイントとして意識されるわけです。そのため次にその水準に来た時に反発する可能性が高いのです。

それがなぜかというと、原理的には、三尊・逆三尊の原理です。ネックラインを割ったら買い(売り)だ!という人が多くなる水準であるためそのラインを割らせないために買い手(売り手)が注文を出すため結果として反発が起こるわけです。

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注;見やすくするためロールリバーサルは面ではなく線で表しています。

 

レジサポの反転が多く起きている一帯はそれだけ相場参加者が注視しているポイントだということです。そのため水平線を面で使用するときに反応点が多いほど次に反発する可能性が高いわけです。先ほどは幅を小さくしているパターンを紹介しましたが。今度は大きめにとり反応点がたくさんある場合を紹介します。f:id:karasuchart:20201027143813p:plain

こうして取ると前後に反応点が多く存在していることが分かると思います。幅を大きくとっている分矢印の部分よりも前にエントリーするチャンスがあります。しかし一方でこれをパターン2だとすると、パターン1よりも損切りが大きくなってしまいます。仮に、ロウソク足が下限を実体で割ったら損切りだと仮定します。その条件で上限にタッチした時点でエントリーした場合、損切りは25pipsになってしまいます。水平線の他に別の根拠を用意し、その根拠崩れで損切り損切り幅をタイトにするなどの対策が必要です。

 

この方法は、どの時間軸でも有効ですが、長い時間軸になればなるほど損切りまでの許容が大きくなるのでその分ロット管理が重要になることにも注意してください。
また水平線だけでは根拠が弱いので、必ず他の根拠がある時の根拠のプラスαとして考えてください。

 

今回はここまでです。今回の記事が、皆さんのお役に立ったならば幸いです。

次回は、エリオット波動について解説したいと思います。

エントリーの鉄板 チャートパターン

皆さん、こんにちわ

今回は、ロウソク足がつくるチャートパターンについて解説していこうと思います。

様々なチャートパターンが存在しますが、売買するうえで大きな根拠の一つになりますし、なによりも戦略の幅が広がるので絶対に抑えておかなければなりません。

では、実際にどんなチャートパターンがあるか見ていきましょう

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チャートパターン

良く知られているのは三尊・逆三尊、ダブルトップダブルトップですが検証すれば他のチャートパターンもよくでてくるので自分の目で確かめて見てください。

私は、三尊・逆三尊、ダブルトップダブルトップを1番メインとして使ってますが、レンジ内ではウェッジやディセトラやアセトラでのエントリーもします。なんにせよ一通り使ってみて自分に合うものを探すのが良いです。私なりの三尊・逆三尊、ダブルトップダブルトップの使い方も書きたいのですが、まず水平線やトレンドラインのような基礎的な部分から記事にしたいので少々お待ちください。

 

また、画像が示しているようにチャートパターンには、どちらに抜けるかのセオリーが存在しますが、それはあくまでも可能性の話であり、100%そうなるというものではないのでくれぐれも早まったエントリーはしないように心がけてください。

  • エントリーポイント

エントリーポイントは、ネックライン抜けのエントリーかロールリバーサル(リターンムーブ)でのエントリーが最適です。

 

ネックラインとは・・・三尊・逆三尊、ダブルトップダブルトップを作る起点となる安値や高値の平行ラインのこと

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イメージ図

 

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イメージ図

 ロールリバーサル(リターンムーブ)とは・・・サポートラインがレジスタンスラインに切り替わるラインまたはレジスタンスラインがサポートラインに切り替わるライン

 

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ロールリバーサル 買い

 

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ロールリバーサル 売り

ネックライン抜けでのエントリーは、相場参加者の多くがここを抜けたら買い(売り)

の判断をするポイントであるため抜けると一気に走り出すポイントでもあります。

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画像を見てわかるようにネックラインをブレイクしてからレートが一気に下方向に動き出していることが分かると思います。またネックラインを基準にロールリバーサルしているため絶好の売りポイントですね。このようにしてチャートパターンを根拠にエントリーします。

前回に引き続き覚えることが多いですが、トレードするうえで絶対に必要になる知識ですので、頑張っていきましょう。

今回は、ここまでです。

次回は水平線について解説していこうと思います。

この記事が皆様の役に立ったなら幸いです。



 

ロウソク足の使い方

皆さん、こんにちわ

今回は、ローソク足について解説しようと思います。

ローソク足の見方から売買の判断に用いるチャートパターンを一通り説明しようと思います。

まずは、下の画像を見てください。以前のブログにはUSD/JPYチャートの画像を貼りましたが、今回は、AUD/USDのチャートを持ってきました。どの通貨ペアでもロウソク足に違いはないので、どの通貨ペアでもいいのですが…

 

それはさておき、画像上に赤いバーと青いバーが見えると思います。これがロウソク足です。

見えにくいと思うので上の画像を拡大したのがさらに下の画像です。

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AUD/USD

 

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この一つ一つがロウソク足です。

赤い方が上昇を示す陽線のロウソク足

青い方が下降を示す陰線のロウソク足と呼びます。

上下に出ている線はヒゲといい、それ以外の色付きで塗りつぶしで表されるボックスの部分は実体と呼ばれます。

 

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ロウソク足 イメージ図

 次にそれぞれの役割について解説します。以下のイメージ図を見てください。ヒゲの高値、安値の見方は変わりありませんが陽線、陰線では始値終値の場所が異なります。それはなぜかというとさらに下の画像を見てください。

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 黒い縦線の次の陰線からオレンジの横線で始値を取り、緑の横線で終値を取ってみました。これを見てわかるように、終値始値の位置が同じであることが分かります。ロウソク足は、始値→高値or安値→終値の順で値をつけていきます。陽線か陰線の違いは、始値から高い位置で終値をつけると陽線になり、始値よりも低い位置で終値をつけると陰線になります。ロウソク足の終値は、文字通り1本のロウソク足の終わりのレートを示しているわけです。そして次の足は必ず始値をつけてから足を確定させるので、つまり次の足は陽線、陰線どちらだとしても同じレートで始まるのです。みなさんも自身で、ロウソク足の始値終値を追いかけてみればよくわかると思います。

 

次に、ロウソク足の形を紹介したいと思います。

ロウソク足の形で買いまたは売りの強さを判断したりするのでどのような足が出ているかを知ることはとても重要です。

基本的に、

大陽線(陽線の実体部分が大きい足)→強い上昇を示唆

大陰線(陰線の実体部分が大きい足)→強い下降を示唆

小陽線(陽線の実体部分が小さい足)→上昇力の弱い陽線あるいは迷っている状態

小陰線(陰線の実体部分が小さい足)→下降力の弱い陰線あるいは迷っている状態

十字架→上昇からの下降への流れ又は下降から上昇への流れの転換を示唆

ただし、上ヒゲが長いものは下降への転換示唆 下ヒゲが長いものは上昇への転換示唆します

それぞれ名前がついてますが、これは特に覚えなくても大丈夫です。

それよりもそれぞれが何を示唆するのかは最低限覚えてください。

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ロウソク足 形

 

 

次にロウソク足を複数用いたロウソクパターンです。

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ロウソク足 パターン

様々なパターンが存在しますが、自分でチャートの中で探して使えるものを選別するのが良いと思います。ちなみに私は、つつみ足や明けの明星が出ることを売買の判断材料の一つにしています。いずれ実際の画面でどういうときにエントリーするのかなどを書きたいと思ってますが、まだまだ書きたいことがあるので少し先になるかもしれません。今回は、覚えることがあるので大変かもしれませんが実際売買するときに、一つの根拠となるので覚えて損はないと思います。

次回は、チャートパターンについて書きたいと思います。

このブログが皆さんの役に立ったら幸いです。

 

初心者必見 FX取引 注文の仕方

皆さん、こんにちわ

今回は、FXにおける注文方法について説明したいと思います。

成り行きや指値、逆指値など普段日常で使うことのない言葉だからこそどういう注文方法なのか分からないと言う方も多くいらっしゃると思います。そんな方にもわかりやすく解説するのでぜひ、最後までご覧ください。

 

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FXの注文方法は、大きく分けて先に挙げた成り行き注文と指値、逆指値注文の2つしかありません。ただ、指値、逆指値注文を使った注文方法に何種類かのパターンがあるので少し複雑になってしまいます。

 

  • 成り行き注文

これは文字通り成り行きつまり現在のレートで売買することです。値段を指定して売買しないため即時注文が約定されます。これ以上説明の余地がないので次に行きます。

 

指値、逆指値注文には、それぞれ買いと売りの指値、逆指値があります。

  1. 買いの指値→現在のレートより安いレートで買う
  2. 売りの指値→現在のレートより高いレートで売り
  3. 買いの逆指値→現在より高いレートで買い
  4. 売りの逆指値→現在より安いレートで売り

文字で表すとこうなりますが、これだけだとわかりにくいと思うのでイメージ図にしてみました。

 

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 赤い線が買い 青い線が売りの流れです。

赤い横線が指値、逆指値のあるレートで、青い線が現在のレートとしてみてください。

図内の番号は、説明の番号に対応しているので文字と図を一緒に見てください。

これで流れは掴めたのではないでしょうか

 

指値、逆指値は、上記のようにエントリー注文にも使いますが一方で利確や損切りにも使われます。

(混乱するかもしれないので、これからはエントリーに使う(逆)指値、決済に使う(逆)指値という表記で分けて使用することとします。)

通常、利確は指値損切りは逆指値で使います。

これはなぜかというと、注文を決済するには、反対注文が出されるからです。

仮に、買いでエントリーした場合、利確にしても損切りにしても売りでの決済となります。利確の場合、買いでエントリーしたレートより上の位置で決済するわけですから、売りの指値での決済となります。←⑵

損切りは、現在レートよりも低い位置で決済するわけですから売りの逆指値での決済になります。←⑷これが利確が指値損切りが逆指値が使われる理由です。

売りは、これの反対ですが正直この仕組みはわからなくても全然大丈夫です。指値は、利確として逆指値は損切として使用されることを覚えておいてください。

指値の説明はこれくらいにして次は、この指値を利用した注文方法について説明しようと思います。

 

指値、逆指値を利用した注文方法は、次の3つがあります。

  • OCO注文
  • IFD注文
  • IFD-OCO注文

一見難しそうに見えますが全然そんなことないので安心してください。

 

OCO注文→決済の指値と逆指値を同時に出す注文 (エントリー指値は出さない)

いずれか一方が成立するともう一方が自動でキャンセルになるので、兼業の方に便利な注文方法です。

 

IFD注文→エントリー指値と決済の指値又は逆指値どちらか一方を出す注文

正直使う場面が、よくわからない注文方法 下のIFD-OCO注文を使うのが良い

 

IFD-OCO注文→OCOとIFD注文を合わせた注文方法

エントリー指値と決済指値(利確の指値損切りの逆指値)のすべてを注文する方法

この注文1つですべてが出来るので一番使いやすい注文方法だと思います。

 

これでFXにおける注文方法は以上です。

指値、逆指値は、エントリー用と決済用の2つの側面があるので少し分かりづらいかもしれませんが実際にやってみると意外と簡単なのでデモ口座等で練習してみるのが良いと思います。この記事が皆様の役に立ったなら幸いです。

 

次回は、ローソク足について書こうと思います。

 

 

 

おすすめの証券口座紹介


今回は、トレードするにあたって必ず必要となる証券口座について説明します。

 

まとめでは、私がおすすめする初心者の方が絶対に開設すべき口座も紹介しているのでぜひ、最後までご覧ください。

証券口座を開設するにあたり、注目すべき3つのポイント

目次

  1.  スプレッドの大きさ                          
  2. 最小取引単位
  3. 国内口座と海外口座の違い

 1.スプレッドというのは、通貨の売値と買値の差の事で、FXは株などとは違い買い付け手数料や売却手数料がない代わりにこのスプレッドというものが実質取引コストになっています。スプレッドは、FX業者により異なり、また通貨ペアや時間帯によっても大きく変化します。時間帯の変化は、日本の取引時間で取引開始の毎朝7時前後、各国のGDPや失業率の発表の指標時がスプレッドが変化する目安の時間帯です。次に実際の表示を基にスプレッドを解説していきます。下の画像はある日のUSD/JPYの価格を表したものです。

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USD/JPYのスプレッド参考例

 この時点での売りの価格は106円27.6銭、買いの価格は106円29.3銭で売りの価格と買いの価格に1.7ほど差があるのがわかるでしょうか?これがスプレッドです。仮に売りでエントリーした場合、この差額分だけエントリー方向に不利な位置で約定されてしまいます。106円27.6銭+1.7銭=106円29.3銭(買いの値段)です。つまし約定時から含み損(未だ確定されていない損)の状態から始まってしまうわけです。そのため、取引するにあたりこのスプレッドの大きさがとても重要になります。出来るだけスプレッドの小さい証券口座を選ぶことで取引にかかるコストを最小化できるのです。

 

2.FXで取引するにあたってスプレッドと同様に重要となるのが取引最小単位です。

これは何かというと、lot(ロット)の大きさです。FX業者によっても1単位の大きさはさまざまです。最も小さいのが1000通貨、次に1万通貨、最も大きいのが10万通貨です。ロットが大きいほど大きく儲けることが出来ますが、反対に大きな損を出す可能性があるため初心者の頃は1000通貨から始められる証券口座から始めることが無難です。

一般的に国内口座は1lot=1万通貨、海外口座は1lot=10万通貨になっています。(後述)これだけだと、通貨の大小が分かりにくいので先ほどのスプレッドと絡めて、それぞれの通貨の大きさでスプレッド分の損失がどれほどになるか説明します。

 

スプレッドが1.7の場合

1000通貨=17円

1万通貨=170円

10万通貨=1700円

 

10万通貨では、エントリー時から1700円の損失が出ている状態になるので、ロットの大小とスプレッドは小さければ小さいだけ良いという理由が分かっていただけたと思います。ロットは、細かい調整が出来る証券会社がほとんどなので、基本ロットが1ロット=1000通貨の場合、2ロット入れれば2000通貨になりますし、基本ロットが1ロット=10万通貨の場合、0.1ロットで1万通貨、0.01ロットで1000通貨にすることもできます。

自分の証券会社の基本ロットを調べてみてください。

 

 

3.最後は、国内証券会社と海外証券会社の違いです。

国内と海外の証券口座の違いは、大きく分けて4つあります。

  • 国内口座は、損失を持ち越すことが出来る
  • 海外口座のゼロカットシステム
  • スプレッドの大きさ
  • レバレッジ

上記の4つです。

1つずつ説明していきますね。

まず、国内口座はFX取引の損失を確定申告をすることで3年間持ち越すことが出来るので税金面での優遇があります。詳しい内容は、別の機会に書きますが今は、国内口座だけ損失を持ち越せることだけ抑えておけば大丈夫です。

 

2つ目に、海外口座のゼロカットシステムについてです。

FX取引では、買い持ち・売り持ちしているすべてのポジションについてリアルタイムで時価評価計算をしています。これを「値洗い」といいます。
この値洗いの時に、お客様からお預かりしている純資産額が、お客様が買い持ち・売り持ちされているすべての証拠金に対して、FX会社が定める比率=証拠金維持率以下となった場合には、自動的に全ての未決済ポジションを、反対売買により自動的に強制決済(ロスカット)することになっています。外為ジャパンより引用

 口座に入金している以上の損失が出ないようにするため上記のようなロスカットルールが存在します。ただ、為替相場の急激な値動きによりこのロスカットがうまく適用されず証拠金以上の損失を出してしまうことがあります。直近の相場では、2015年のスイスフランショックやコロナショックによる暴落が挙げられます。口座以上の損失については、追証(おいしょう)つまり損失分だけ新たに口座に入金しなければならないのです。

その損失を払わないで済むのがゼロカットシステムです。

いつ暴落が起きるか分からない以上、追証が発生することは避けたいですよね。

それを実現しているのが海外口座です。想定以上の損失が出て追証になったとしても追証がなかったことにしてくれるわけです。(もちろん口座内の証拠金は損失としてなくなります。)ちなみに国内の証券口座では、ゼロカットの適応はないです。海外口座をおすすめする理由はこれが大きいです。特に初心者の方には、まだ相場に慣れていないこともありゼロカットがある海外口座の方が安心感があるのではないでしょうか。

 

3つ目は、スプレッドの大きさです。

一概には言えませんが、一般的に国内口座はスプレッドが小さい傾向、海外口座は大きい傾向にあります。スプレッドの大きさが重要なことはすでに述べているので大丈夫だと思います。国内の場合USD/JPYで最も小さくて0.1なのでほとんど0コストで取引が出来ます。スキャルピングのような短期売買においては、スプレッドは、損益の大きな要因となるため国内口座でやることが良いと思います。

 

4つ目はレバレッジです。

レバレッジは、少ない証拠金でも大きな取引が可能なシステムです。

国内口座では、法律上最大25倍に制限されますが、海外口座では、100倍や200倍、それ以上も可能なので、一気に稼ぐことも可能です。ただ、その分損失も膨らむことになるので注意が必要です。

 

簡単にではありますが、国内口座と海外口座の違いを説明しました。

では、以上の内容を考慮して私が選ぶ開設すべき証券を紹介します。

まず、複数口座開設するのが良いと思います。なぜなら用途ごとに口座を分けたり、口座によってローソク足のでき方が異なるためです。また、自分に合った口座を探すためにも様々な証券口座を開くことをお勧めします。

国内口座

 

 スプレッドが国内で最小級であり、また取引を行うごとにポイントがたまり1ポイント1円として現金化することが可能!

スマホアプリの画面が見やすく指値や逆指値の注文が容易にでき、パソコンを見ることが出来ないときにとても役立ちます。ただ最低取引単位が1万通貨からなので、いきなり大金を入れるのではなく5万円から10万円くらいの入金で1lotからトレードするのが良いと思います。ちなみに私がFXを始めた時に、最初に開設した口座です。思い入れはありますが、それを抜きにしても使いやすい口座なので自信をもってお勧めします

またCFDの口座も開設することでいざCFDも始めたいと思った時にすぐ始められるので、ついでに開設することをお勧めします。気になる方は、下のリンクからDMMのリンクに飛べるのでチェックしてみてください。

 

 

 

 

       

こちらも開設すべき国内口座の1つです。特にスマホアプリがとても使いやすくインジケーターやラインも使いやすいのでスマホだけでのトレードも可能です。国内で最も開設されている証券口座なので安全性の面でもおススメできる口座です。

またGMO証券では、GMOコインで近年話題の仮想通貨の取引が出来るので、気になる方は、こちらも開設するといいかと思います。有名なBitコインやリップルイーサリアムの他にマイナーな商品の取引もできるので開設してみてはいかがでしょうか?

 

  • FXTF

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最後に紹介する国内口座はFXTFです。1000通貨からの取引が可能であり、取引のプラットフォームがMT4であるためMT4をダウンロードするために開くのもありだと思います。また過去のチャートデータであるヒストリカルデータのダウンロードが無料で可能なため過去検証するのに大変役立ちます。私自身、パソコンのタスクバーにFXTFのMT4とこの後紹介するXMのMT4の2つを入れて別々の分析をしているので、MT4をダウンロードできる口座は開設しておくべきです。プラットフォームがMT4の証券会社は、他にもいくつかありますが、1000通貨から取引可能な点やヒストリカルデータが利用可能な点で皆さんにお勧めしたいです。

 

海外口座

  • XM

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海外口座で最も有名といっても差し支えないのがXMです。海外口座は身構えてしまう人もいるかもしれませんが、XMは日本語表示があり、日本人スタッフがいるため日本語でのサポートがあり安心です。また、国内口座に比べ約定力が高く全注文の99.35%は1秒以内の約定され、リクオートや約定拒否もありません。そのため売り買いがスムーズです。さらには、ゼロカットシステムがあるので初心者の方に特におすすめできます。プラットフォームがMT4であるため分析したチャートを見ながら取引できるのも嬉しいですね。XMでは、XMTradingのリアル口座を初めて開設する際に¥3000の取引ボーナスを獲得できるボーナスキャンペーンも行っているので開設しない手はないです。

 

以上で、私がおすすめする口座は以上となります、自分に合った講座が見つかる手助けになったら幸いです。

 

次回は、取引のおける注文方法についてブログにしようと思います。

 

 

 

   

 

 

ブログ始めました

皆様はじめまして!これから投資をやってみたいという方に向けてブログを開設しました。投資ってやってみたいけど危なそうとか何から始めればいいのか分からないという方の一助に慣れれば幸いです。

さて、コロナウイルスが猛威を振るう(2020年9月2日)現在、日本の失業率は2.8%を記録しました。また日本の実質GDPは、前期比年率-27.8%であり、リーマンショック時が-17.8%だったことを考えると経済への影響は計り知れないですね。未知のウイルスということもあり日々の生活も制限される状況が長期化することが予測されます。そのため私たちがこれから生き抜いていくために自分で収入を得るスキルが必要となります。

そのスキルやノウハウをブログを通して皆さんに伝えることが出来ればいいなと思っています。

前置きが長くなりましたが、当ブログはForeign eXchange通称FX 日本語では、外国為替証拠金取引でのお金の稼ぎ方を書いていくことにします。以下の画像は、現在のアメリカドルと日本円の交換比率を表すチャートです。赤と青のバーのロウソク足の読み方やインジケーターについても追々書くことにしますが、あまり長いと見る方もダレてしまうと思うので、今回は当ブログの概要の説明だけにとどめておきます。

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USD/JPY


 

次回は、FXの取引に必要な証券口座について書こうと思います。

では、また。